キラキラルーム

園長コラム

2016年12月 園だよりから 園長コラム

ヨコミネ方式の教育(12月編)


子どもは真似をしたがる

4つのスイッチから
・「「Aちゃんが側転が上手にできて褒められた、僕もやってみよう」子どもは真似をすることが大好きです。今月から各学年が基本と技の練習に入ります。お友達の良いところを手本として、真似をする子どもが増え「がんばったらできた!」の喜びが心・体・学ぶ力として育つことを願っています。

心の力:先生の話を落ち着いて聞きます。
スポーツやワーク・メロディオンなど友達の真似をして頑張ります。

体の力:体のバランスの取り方を覚えていきます。
体の力:体のバランスの取り方を覚えていきます。
    年少組:走る・ジャンプ、アザラシ・ブリッジ・逆立ちの基本練習を行う。
    年中組:ブリッジ・逆立ち・側転に挑戦します。
    年長組:ブリッジ・逆立ち・側転・開脚飛びに挑戦します。
学ぶ力:「やってみたい!」という気持ちを大切に学びます。


子育てワンポイント ~ほめる意味について~

 絵を描いて見せに来た子どもに「上手に描けたね」とほめても喜びません。なぜなら、どこをほめられているのか子どもにはわからないのです。
 例えば、「お洋服の色がきれいに塗れたね」、「屋根の色が青と黄色でとてもきれいね」など、具体的にその子が工夫したところを褒めると喜びます。また、お家の方との約束でお手伝いをして、「いつもありがとう」と言うのと、「テーブルをピカピカに拭いてくれてありがとう」というのはいかがでしょうか。子どもは必ずどこかで工夫や努力をしているところがあります。
 ほめるとは、子どもの行動や心の内面をよく見ていないと表面的なほめ方になり、子どもの心に響かないのです。子どもはほめられたい、認められたい気持ちを常に持っています。
 大人の目から見て、もう少し頑張ってほしいと思うことも多いのですが、結果よりその子なりに「やろう」としている心根をほめることが大切です。
 年少組のA君、お片付けの時、遊んでいて先生に注意されながらも片付けができました。先生に、「積み木や絵本をやさしく片づけてくれてありがとう」」とほめられ、その後は友達に「やさしく片付けようね」と言える力がつきました。