2017年9月 園長コラム
2学期を迎えた子ども達は、自分から好きな事や得意なことを行い、「見て、見て!」の言葉が多くなります。できたところを認めて欲しいのです。「できたところ」はその子なりに異なります。先生に促され、励まされてできたところ、お友達を真似て自分なりに頑張ってできたところなど様々です。私達大人はともすると結果を見て「よくやったね!」とほめますが、結果をだすまでに、その子がどんな動機から、どのように頑張ったのかを見てほめると育つ内容が異なり、本当の「頑張る力」が身に付いていきます。
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子育てワンポイント ~“興味を持って好きになること”~
幼児期に「自発性を育てる」ことは大切です。「何だろう」、「なぜ」、「どうして」などを生活や遊びの中で子ども達は赤ちゃんの時代から目を動かし、手を動かし、言葉を発して回りのいろいろなことを見て、模倣をするようになります。好きな玩具で遊ぶ、好きな絵本を見る、好きな外遊びを楽しむなど。
そしてお手伝いなど、直接体験を十分にさせることで、子ども達は満足した気持ちになります。絵本を何度も読み聞かせるなかで、日常の言葉が増えたり、子どもの世界が広がり考える力が育ってきます。日常生活で洗濯物を干す手伝いをしていたおり、「今日はお天気だから早く乾くね」、新聞をポストから出していた子が「新聞屋さんて不思議だね、僕が早起きをしてポストを見たらもう、入っていたよ」など、経験することで新たな学習をしていきます。