キラキラルーム

園長コラム

2018年1月 園長コラム

ヨコミネ方式の教育(1月編)「がまん強さについて」

 ワーク・体操・メロディオンなど、ヨコミネの教育は「毎日こつこつ取り組むこと」が成長につながります。取り組み方ですが、自分なりに目的をもって意欲的にやる場合は、成果が見られます。そこで、「やる気」という継続のがまん強さが育ってきます。年中組後半になりますと「ワークをやってから遊ぼう」など、自分で優先順位を決めるようになります。
 ヨコミネで育てたい「がまん」とは、自分なりの目的を達成しようとするために、単なる自己的欲求に流されない強い心でもあります。

 
心の力  
  年少組: 靴箱、ロッカーの整理や保育室のゴミ拾いなど自分からすすんでとりくもうとする。
  年中組: 相手の顔を見て挨拶や返事を自分からする。
  年長組: 人の話を聞き、自分の思いも伝える。

体の力  
  年少組: 返事、移動を元気に素早く行い、ブリッジやよじ登りの練習を行う。
  年中組: 素早く動く。逆立ち、ブリッジやよじ登りの練習を行う。
  年長組: 新しい種目に挑戦する。(飛び箱、鉄棒、縄跳び)

学ぶ力  
  年少組: メロディオンで「カエルのうた」、「メリーさんのひつじ」の練習をする。
  年中組: 正しい姿勢でワークやメロディオンに積極的に取り組む。いろいろな楽器に親しむ。
  年長組: 自分なりに目的を持ち、自主的にワークに取り組む。

 


子育てワンポイント ~“嘘”ついたとき~

  嘘をつく言動の原点は、良いこと、いけないことの意味を理解させる親のかかわり方が大切です。軽い気持ちで嘘をついたことを、親が見過ごしたらどうなるでしょうか。
「お母さんを言いくるめることができた」「責任を取らずにすんだ」など、子どもの都合のよいように育ってしまいます。
 また、電車やバスの中で「あのおじさんに怒られるから静かにしなさい」と言うのと、「電車やバスは、お客さんの迷惑になるから、静かにしていましょう」というのでは、必要感や価値観、意識が異なります。
 もし、お子さんが失敗をして嘘をついたら、「だめでしょう」と叱ったり責める前に、なぜ、失敗したのか、嘘をついたのか、その原因をお子さんと一緒に考えさせましょう。幼児期に手間暇をかけ、育てることが、「将来、自分の失敗やミスをごまかさない、嘘をつかない強い心の子ども」に育てるのではないでしょうか。