2018年3月 園長コラム
1年間をとおして、スポーツ、メロディオン、ワークを続けてきました。
「やればできる」という体験を多く積み重ねた子ども達に、自信と意欲の根っこが根付いてきました。子ども達で教えあう、褒め合う、力を出し合うなど、小学校で大切な「協同する心」が育ってきました。それぞれの子どもには得意、不得意がありますが、
ヨコミネの教育をとおして、お互いの良さを刺激し合い、思いやりの友達関係が深まってきたことは大きな成果です。
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子育てワンポイント ~話す力は体験から~
年長組の子ども達に「小学校へ行く前にどんなことを頑張ればいいの」と聞きました。A子ちゃんは自分のクラスについて「もうすこし、お片付けを早くできるようになったり、玩具の取り合いをしないこと」と全員の前で言いました。
この言葉は3年間幼稚園で生活体験の積み重ねをしてきたから言える言葉です。
お手伝いのできる子どもは、お茶わんを落さない持ち方や洗濯物の丁寧なたたみ方などを考え伝えられるでしょう。また、信号の見方や道路の渡り方を理解してくると、大人が守らないと注意をしたり説明をしたりします。内容によっては、3歳でも得意になって言います。
子どもが話す言葉の内容をよく聞いてあげましょう。
「おもしろかった」、「楽しかった」という言葉を幼稚園帰りによくご家族の方に話しかけています。その内容には、必ず子どもの体験があります。その体験を受け入れ認めることで子ども達は考える力がつき「話す力」が育っていきます。その場合、無理やりに話させることはやめましょう。