キラキラルーム

園長コラム

2018年4月 園長コラム

 新しい年度が始まりました。幼児期に育ってほしい心の根を張らせる「意欲」・「思いやり」・「がまん」などの心の教育の育ち、ヨコミネの教育活動をとおして紹介してまいります。

ヨコミネ方式の教育(4月編)~基本理念~

 一人一人の子ども達の育ちに合わせ、ヨコミネ方式の基本とする4つのスイッチを大切に、教育を進めてまいります。

 

1

子どもは競争したがる
  子どもは何でも1番が好きです。その子なりに頑張って1番の経験は大切です。
2 子どもは真似をしたがる
  子どもは「〇〇ちゃんのようになりたい」という思いから真似をして向上していきます。
3 子どもはちょっと難しいことをしたがる
  子どもはできるようになると、「もっとやりたい」という気持ちが育ち、ちょっと難しいことに挑戦していきます。
4 子どもは認められたがる
  「すごいね」[できたね]など、認める、褒める言葉がけが、やる気につながります。


  年少組: 挨拶や返事の仕方を知る。体育館で駆け足やジャンプを思いっきり楽しむ。
  年中組: 保育者や友達に挨拶や返事をする。園庭を元気いっぱい走る。
正しい姿勢で落ち着いてワークをしたり、
メロディオンの持ち方に慣れ、知っている曲を演奏する。
  年長組: 挨拶や返事を元気にする。
ジャンプ・開脚・アザラシ・ブリッジの基本を確認する。
立腰、鉛筆の持ち方などの確認をする。




子育てワンポイント ~親子の言葉のキャッチボール~

 キャッチボールは、相手が受け止められるようにボールを投げて、相手は受け止める態勢でボールを受けます。しかし、幼児の場合は相手の言葉を受け止める態勢はできていません。ボールに例えるなら、お母さんの投げたボールは、頭上に飛んだり、ぶつかって転がってしまったりします。
お母さんは「○○ちゃん、聞いているの」「何度、同じことを言ったらわかるの」また、「何を聞いても話してくれない」など、子どもに不満と注文の多いボールを投げます。
ますます、ボールは離れキャッチボールになりません。子どもが受け止めてくれなければ、お母さんがボールを投げなかったのと同じです。
 そこで、「○○ちゃん、今からお話しするね。」(今からボールを投げるから受け止めてね)
「お母さんのおめめを見てね」(投げる人の方を見て受け止めてね)
「○○ちゃん、ちゃんと聞いてくれたね。お母さん、うれしいな、ありがとう!」(ボールを受け止めてくれてありがとう)
このやりとりは、幼稚園生活の「聞く姿勢」、「学ぶ姿勢」にも繋がっていきます。