2018年4月 園長コラム
新しい年度が始まりました。幼児期に育ってほしい心の根を張らせる「意欲」・「思いやり」・「がまん」などの心の教育の育ち、ヨコミネの教育活動をとおして紹介してまいります。
一人一人の子ども達の育ちに合わせ、ヨコミネ方式の基本とする4つのスイッチを大切に、教育を進めてまいります。
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子育てワンポイント ~親子の言葉のキャッチボール~
キャッチボールは、相手が受け止められるようにボールを投げて、相手は受け止める態勢でボールを受けます。しかし、幼児の場合は相手の言葉を受け止める態勢はできていません。ボールに例えるなら、お母さんの投げたボールは、頭上に飛んだり、ぶつかって転がってしまったりします。
お母さんは「○○ちゃん、聞いているの」「何度、同じことを言ったらわかるの」また、「何を聞いても話してくれない」など、子どもに不満と注文の多いボールを投げます。
ますます、ボールは離れキャッチボールになりません。子どもが受け止めてくれなければ、お母さんがボールを投げなかったのと同じです。
そこで、「○○ちゃん、今からお話しするね。」(今からボールを投げるから受け止めてね)
「お母さんのおめめを見てね」(投げる人の方を見て受け止めてね)
「○○ちゃん、ちゃんと聞いてくれたね。お母さん、うれしいな、ありがとう!」(ボールを受け止めてくれてありがとう)
このやりとりは、幼稚園生活の「聞く姿勢」、「学ぶ姿勢」にも繋がっていきます。