キラキラルーム

園長コラム

2018年7月 園長コラム

ヨコミネ方式の教育(7月編)~心・体・学ぶ力を育てる~

 今年度の目標
 【1】毎日継続的にワークやメロディオンを行う
 【2】自分なりに自信や意欲をもつ
 【3】本気で頑張る

  今月の目標と子どもの姿

年少組:ひらがなの絵文字を覚えようとする
 
靴の履き替え、園服のボタンのはめかた、コップ、タオルの扱い方が自分からできるようになりました。
50音の絵や文字に親しみ、個人あいうえお表に興味をもってきました。
年中組:ワークやメロディオンを継続して行う。バルーンのやりかたを知る
 
文字の書き順や数の数え方など、わからないことは先生に聞き、一人一人が意欲的に取り組むようになりました。
進んでワークに取り組んだり、友達と協力して組体操のやり方を知る。
 
真剣にワークに取り組み、友達とグループをつくり組体操の基礎を繰り返し覚えようとしています。




子育てワンポイント ~自分をコントロールする力~

 7月後半から、子ども達は長い夏休みに入ります。親子の絆を深める休暇生活は情緒面で大切ですが、集団生活で身についた“がまんするちから”が崩れやすくなります。
また、子どもの甘えを受け入れることも必要なのですが、子どもをどのように育てたいのか、一歩距離をおいて考えてみましょう。
 例えば、あいさつや返事、親子で決めた約束などを、「今はやりたくない」と言った場合、「お母さんは言えば受け入れてくれる」ということを学習します。楽な道を歩くこと、駄々をこねれば思い通りになるという体験は、集団生活に戻った時「思うようにならない」、「自分にはできない」というマイナスの自己意識をもってしまいがちです。甘やかすことが、自分に自信がない、苦手なことは避けて通ろうとする、友達とのトラブルなど自分で解決できないなどの、弱い心を育ててしまいます。家庭でも、特別な理由がない限り、幼稚園で身についた習慣やお手伝いはさせましょう。継続してできたという自信をもたせることが親の愛情です。
 小学校以降の不登校、いじめ、引きこもり、少年犯罪の芽は、幼児期の自分をコントロールする体験が不足しているのではないかという懸念もされています。一日、一日の子育てを大切にしましょう。