キラキラルーム

園長コラム

2019年9月 園長コラム

ヨコミネの教育(9月編)―心・体・学ぶ力を育てるー

【運動会を目標に】
ストレッチ体操(3歳児)、側転(4歳児)組体操(5歳児))パラバルーン(4歳児)のスポーツの練習を頑張ります。
練習が楽しい! 面白いからもっと練習したい!できるようになると、もっと難しいことをやりたい!心も体も強く成長していく2学期です。


  今月の目標と子どもの姿
年少組 ストレッチ、柔軟のやり方を覚え、意欲的に練習する。
先生や友だちの話をきちんと聞く。
年中組 先生や友だちの話を聞き、自分の思いを話そうとする。
☆約束を守り、皆で力を合わせパラバルーンに取り組む。
年長組 運動会で自分の力を発揮し,友だちと協力して組体操をやり遂げようとする。
人の話を最後まで聞く。




子育てワンポイント ~自分が正しいと思う幼児の心~

 子ども達は正義の味方の”戦いごっこ遊び”が大好きです。特に男の子はブロックで戦いごっこに夢中になります。相手が「痛―い、やめてー」と言うとやたらと追いかけます。先生は「Aちゃんだって、痛いのにやられたら嫌でしょう」と説得をし、相手の気持ちを伝えていきますが「僕は悪くない」と言い張ります。何故なら、自分の気持ちを出すことに必死で、相手の気持ちをわかる段階ではないのです。このようにヒーローになりきっている場合は、幼児期は保育者や親が必要以上に攻撃をしない、または、役割の交代をさせて、相手の痛さを教えていくことも大切です。
 また、理由もなくやたらと相手をたたいたり、嫌な言葉を言う場合は、「駄目なことは駄目」と手や体を抑えたり、毅然たる態度で、相手の痛みを教育していく強さは心を育てるしつけです。子供可愛さに親が負けたふりをしてばかりいますと、自分の思い通りになることを学習し、自分を抑えることのできない子どもに育ってしまいます。「とても痛かったよ。Aちゃんの強いのはよくわかったよ。本当に強い子は、相手が痛い?、止めて!と言ったら止められることよ」と教えていきましょう。本人を認めながら、自分を抑えたり、我慢する気持ちを育てていきましょう。