2019年12月 園長コラム
“走るとあったかいね!”
今月の子ども達は、体を温かくする運動遊びを頑張っています。
園服を着て遊んでいた子ども達が、駆け足、ドッヂボール、縄跳びの途中で薄着になり、自分で衣類を調節しながら遊べるようになりました。
今月の目標と子どもの姿
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子育てワンポイント ~心の育ちは見えづらいけど一番大切~
幼稚園では毎月、誕生児の保護者の方をお呼びし誕生会を行います。生命誕生の大切さを伝え、子ども達には誕生の喜びと、ご家族や周囲の育ててくださった方への「感謝の心」を教えています。先月から誕生会後の保護者同士の「わが子自慢」の集いに、誕生児も参加しています。わが子の優しさや思いやりを語ってくださる保護者の方が多くうれしく思います。「兄弟や親にもやさしいです」「よく気がつき、赤ちゃんのミルクの時間も教えてくれます」、「本人の将来への夢があり、絵本が大好きで文字や数字のお勉強をしています。」などなどです。
過日の年長組のスポーツの時間のことです。ブリッヂの個人練習をしていました。腕の力に個人差があり、なかなか、体を持ち上げられなかったA君が、顔を真っ赤にして、腕を伸ばして体を持ち上げられた瞬間のことです。近くにいた子ども達が駆け寄り、「Aちゃん、すごーい、できたねー」と歓声をあげて喜びました。A君は、できた喜びと、友達に認められた嬉しさで満足いっぱいでした。
「ほめる、認めるとは」
子どもをよく見ていないとできない行為なのですが、子ども同士の認め合いのほめ方に、心の育ちを感じ温かい気持ちになりました。
ご家庭においても、子どもの思わぬ心のやさしさにほろっとさせられる場面はたくさんあります。見えづらい「心」の育ちをご家庭と幼稚園で“感じて”、“見つめて”、心の教育を根付かせていきましょう。