キラキラルーム

園長コラム

2020年1月 園長コラム

ヨコミネの教育(1月編)―心・体・学ぶ力を育てるー


  今月の目標と子どもの姿
年少組 靴を揃えたり持ち物整理などを自分から行う。スポーツでは機敏に行動する力をつけ、ブリッジを頑張る。メロディオンで「カエルのうた」、「メリーさんのひつじ」を練習する。
  ◎メロディオンが大好きで、登園すると「ドレミファソ」の音色を楽しむ姿が増えました。
年中組 相手の顔を見て挨拶や返事をする。姿勢に気つけたり、スポーツでは逆立ち,ブリッジ歩きに挑戦する。
  ◎側転が上手になり、自信や意欲がでてきて、何度も繰り返し行っています。
年長組 ブリッジ回転に挑戦したり、自分からワークへ取り組む。
人の話を聞き、自分の思いも伝える。
  ◎ワークへの取り組みが意欲的で、丁寧に数字や文字を書く姿が多くなりました。




子育てワンポイント ~大丈夫だよ!~

 子ども達は毎日の生活の中で、「失敗しちゃった」という言葉を多く言います。
 お絵かき、製作、そして”おもらし”などなど。
 子どもの大好きな積み木遊びは、積み木を崩さないように高く積み上げ、崩れた瞬間に歓声を上げたりします。砂場で山を作ったり、トンネルを作ったりして崩れた時も「ああ、崩れちゃった」と言いながらも、満足そうで、「ああ、大変、また、壊れちゃったー・・」「よし、もう一回、作ろう」と繰り返し挑戦し「さっきより、高く積めたよ」と成功感を味わっています。
子どもの世界の遊びに「失敗」という言葉はなく「もう1回」、「今度は」と表現します。
 もしも、おもらしをしちゃった時「大丈夫よ!着替えて気持ち良くなろうね、今度は早くトイレにいこうね」、お絵かきや製作で「失敗した」と言ってきた時、「大丈夫よ!このクレヨンでぬってごらん」など、ヒントを与え、成功感に繋げていくことが、子どものやる気を育てます。
「失敗」という言葉を使うと「駄目なんだー」というマイナス意識を育ててしまい、不安や恐れの感情を抱いてしまいます。この言葉を使うときには気をつけましょう。さらに、「また、やったの」の言葉も「失敗」という気持ちに追い込んでしまうのです。子どもが困った時、できるだけ「大丈夫よ」と声掛けをしてみましょう。