キラキラルーム

園長コラム

2020年3月 園長コラム

ヨコミネの教育(3月編)―心・体・学ぶ力を育てるー

ヨコミネの4つのスイッチ
子どもは競争したがる 子どもは真似をしたがる 子どもはちょっと難しいことをしたがる 子どもは認めてもらいたがる


  今月の目標と子どもの姿
年少組 自分から進んで先生や友だちに挨拶をする。
手と足をしっかりと床につけて伸ばし、安定したブリッヂをする。
  〇開脚やブリッヂなどを自分なりに頑張ろうとする心の力がでてきました。
年中組 先生の話をしっかり聞き、素早く行動する。
正しい姿勢でワークをする。
  〇ワークへの興味や意欲が出てきて集中する力がでてきました。
年長組 挨拶、返事や正しい言葉づかいをする。
自分から挑戦し、側転、逆立ち、跳び箱を行う。
  〇自分で考えて行動し友達と協力し合って活動したり、自信を持ってスポーツを真剣に行っています。




子育てワンポイント ~はやくしてね!の意味は~

“どうして、着替えに時間がかかるの?” “どうして、食事に時間がかかるの?”
“どうして、片付けに時間がかかるの?”などなど・・・
子育てでお子さんの行動にイライラしたり、「はやくしてね」の言葉は日常用語になっていませんか。もう一度、着替えや食事を援助していた時期に振り返ってみましょう。
 時間がかかる原因を考えてみましょう。例えば、園服のボタンかけですが、先生はかけやすい、子どもの目にとまる下から上に順番にかけさせています。そして、一番難しい場所のボタンかけは、ボタンとボタン穴を抑えるなど手を取って繰り返し繰り返し教え、できたところをほめています。指の力が弱くぎごちなさに、「手伝った方が早い」など、手を出しすぎてできない原因を作っている場合もあります。
年少組では、時間がかかっても教え、自分でやらせ、できた喜びを感じさせ自信につなげていきます。「はやくして」とは意味が違うのが「幼児期のしつけ」です。
時間の長くなる子どもの特徴は生活と遊びが混同していて、友達に合わせて行うということを理解していなかったり、自分の世界に入り浸っている時期には、「はやく!」という言葉は通用しません。
 但し、遊びながら着替え、遊びながらのだらだら食べは注意し、一つのことに集中させましょう。特に、年長組は学校の生活時間を意識してリズムを作っていきましょう。