キラキラルーム

園長コラム

2021年2月 園長コラム

ヨコミネの教育(2月編)―心・体・学ぶ力を育てるー

  〇今月の目標と子どもの姿
年少児の姿 スポーツでは、先生の指示が聞け、返事や場所の移動を素早くできるようになりました。ブリッヂやよじ登り練習を自分から頑張るようになりました。
   
年中児の姿 先生やお友だちの話を聞いたり、いろいろな友達の気持ちを考えて行動しようとしたり、みんなで協力してスポーツや合奏を行う。スポーツでは側転やブリッヂ歩きを練習する。
   
年長児の姿 ヨコミネの基本、姿勢を但し挨拶の挨拶や返事をしっかりとする。困ったこと、わからないことを自分から聞くことができるようになりました。スポーツではブリッヂ回転の練習を真剣にやっています。(将来オリンピック選手が出るかもしれません)
   

 


子育てワンポイント ~食事の躾について~

“箸で食べる”昼食時の子ども達の様子をみておりますと、箸を上手に使って食べる子どもが多くなりました。ヨコミネ方式の教育の成果は食事の仕方にも現れています。担任の先生は椅子の腰かけ方、姿勢、弁当箱、はし箱、コップの配置など、そして、箸の持ち方、食べているときはよく噛む、おしゃべりをしないなどのマナーを細かく指導しています。子どもは真似が好きです。3歳児の保育室に4年保育の1歳年下の子どもが数名加わっての昼食でした。4年保育児のA子ちゃんが箸で食べ始めたのを先生が見つけ、「Aちゃん、すごいね。お箸で食べられんだね」と褒めたところ、年少児のB・C子ちゃんは、慌ててスプーンから箸に持ち替えて食べ始めました。そして、「B子ちゃんはピーマンを食べられるんだね」子ども達は競い合って食べられる野菜自慢で盛り上がりました。子ども同士の良いモデルの“きっかけ”はよくある光景です。

「お姉ちゃんはできるのにD子はどうしてできないの」など、比較してできないことを責める言い方は禁句です。「D子ちゃんはお野菜も食べられるし、よく噛んで食べられるから、お箸も少しずつ練習してみようね」など、まずは、お箸を持とうとする気持ちから育てていきましょう。小さなことでも、できたことを褒めて「やる気」を大切に育てていきましょう。