キラキラルーム

園長コラム

2021年4月 園長コラム

ヨコミネの教育(4月編)―心・体・学ぶ力を育てるー

スポーツの先生と一緒に行う「走る」「跳ぶ」にはコツがあります。手の振り方や、つま先を使うなど、ちょっとしたことに基本があります。

本園では子育て支援教室の2歳児からスポーツ体験をしております。紙パンツの子ども達は早い時期から股関節を使う運動が大切です。子ども達の大好きな、走る、駆ける、ジャンプをしながら開脚ができるようになりました。そして、腹ばいになり、足をあげ、手をあげてアザラシができることは、子ども達の自信と喜びです。

ヨコミネの4つのスイッチ
子どもは競争したがる
子どもは真似をしたがる
子どもはちょっと難しいことをしたがる
子どもは認めてもらいたがる
    

できることはおもしろい!
面白いから練習する。練習すると上手になる。
上手になるともっとやりたくなる。 横峯又吉著『ヨコミネ式 4つのスイッチ』から

 



子育てワンポイント ~自分でできた!の喜びを~

4月は、入園、進級の喜びと生活のステップアップでちょっぴり不安と緊張の時期でもあります。幼稚園の生活の第一歩はお家の方から離れて一人、集団生活に入っていくことです。先生に「おはようございます」とやさしく迎えられ、下履きと上履きの履き替え、リュック、帽子を自分のロッカーにしまい、トイレに行くことから始まります。幼稚園の先生は、身の回りの始末、挨拶などを教え、できたことを褒めることから始めます。

ご家庭ではいかがでしょうか。自分でさせようという思いは同じですが、着替え、靴の履き方、持ち物整理など、教えることより、「早くやりなさい」「どうしてできないの」など、大人目線になってはいませんか。子どもにとっての難関は、園服のボタンです。上からボタンをかけるのは難しく、そこで嫌になってしまいます。下からかけることを教えると、「できる」という自信から気持ちが動きます。靴も右・左を教え、手を添える場所を教えましょう。一部ができても褒め、「できた!」の喜びを教えていきましょう。