キラキラルーム

園長コラム

2021年5月 園長コラム

ヨコミネの教育(5月編)―心・体・学ぶ力を育てるー

“「できた!」が面白い、年少組 初めてのスポーツ”
子ども達は体操着に着替え、ワクワク、ドキドキで体育館に集まりました。走る、跳ねる、歩く、転がる、座るなどの動きのメニューに子ども達は大喜びで全身を動かしました。
そして開脚、ちょっぴり難しい片足ケンケン、ぎごちなくても頑張りました。もっとやりたい!自分のできることに“発見の喜び”の時間でした。

  「心の力」「体の力」「学ぶ力」を育てるために
年少組 挨拶、返事の仕方を知り、顔を見て挨拶をする。先生や友達と走ることを喜 ぶ。文字や数字に触れたり、体操をする。
   
年中組 自分から挨拶や返事をする。アザラシやブリッジに挑戦し、顎を床につけ、足先を上に向け開脚する。
   
年長組 話を最後まで聞く。挨拶、返事を自分から行う。全力で走る。文字、数のワークを習慣づける。リングベルにより、音程やリズムの練習を行う(飛沫防止のためリングベル使用)
   

 



子育てワンポイント ~「叱る」ことを通して「なぜ」と考えられる子に~

お母さまから「なるべく叱らないで、子どもの考えを尊重して育てたいのです」
あるいは「何度叱ってもわからないのです」「叱ると子どもの心を傷つけるようで怖いのです」などのお話を聞きます。

例えば、「テラスを走らない」という約束を決め、先生が何度注意しても走ります。「椅子に乗ってはだめ」と言っても乗ります。なぜでしょう。子どもは「ダメ」の意味が分からないのです。走ってよい場所と行けない場所を知らせ、「なぜ室内やテラスを走っていけないのか」の意味を教えていきます。何のために「椅子に乗ってはいけないの」の意味を子どもに話し、椅子は腰かけるものということがわかると、今まで椅子に乗っていた子が「椅子に乗ってはだめ」と注意をするようになります。繰り返し教え、守らせる中で、「お部屋で走ったら転んでこぶができるよね」、「テラスで走ったらお友だちとぶつかるよね」など、「なぜ」がわかってきます。教え、守らせ、気付かせるために、叱るとは、感情的に怒ることと意味が異なり教え躾ていくことです。躾られない子は”わがまま”が優先し反抗心が育ってしまいます。幼稚園の集団教育を楽しく過ごすために躾は基本の指導となります。