2022年2月 園長コラム
今月の子どもの姿
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子育てワンポイント ~躾と気付きについて~
“立てば歩めの親心”と言われるように、挨拶、着替え、準備や片付け、食事の仕方等、親の思いには際限がありません。よく聞く言葉が「何度言ってもやらない」「早く‼」の連発で疲れます。などなど。子どもの立場に立ちますと、スイッチの入り方に興味や気分という感情面の”お邪魔虫”(例:寝起きが悪くスイッチが入らない、玩具が目に入り遊び始めてしまう、テレビに気を取られてしまう・・・)が入ってきて、活動を止めてしまいます。いろいろ原因はありますが「どうしてできない(食べない)の」、「早くしなさい」は禁句です。年齢にもよりますが、「急がないとバスに遅れちゃう」「時計の針を見てごらん、幼稚園の門が閉まっちゃうよ」など、「なぜ」、「どうして」を教えていくことが大切です。多少の失敗を認め、許しながら子ども自身が「急がなくては」と自分で必要感を感じ、気付いていくことが躾の基本です。
幼稚園の指導では、できて褒められる子、「できない!」って泣く子など様々です。できる子をモデルに、あるいは、先生に「自分でやってごらん」と言われ“甘え泣き”、“困り泣き”のお友だちを見ながら必要感に気付いていきます。お子さんの、靴の左右の間違いに気付く、衣類の裏表に気付く、自分で直そうとするなどの小さな気付きとやる気を見守り褒めて育てましょう。