2022年3月 園長コラム
☆:スポーツの基本で育った子ども達
できることは面白い! 面白いから練習する!
練習すると上手になる 上手にできると、もっとやりたくなる
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子育てワンポイント ~ありがとうの心~
子ども達はどんな時に「ありがとう」を伝えているでしょうか。
ご家族ではどんな時に「ありがとう」を教え、躾ているのでしょうか。
幼稚園では子育て支援教室の2歳、3歳児から教えています。特に、「快」の行動は躾しやすいです。例えば衣類の着脱でどうしてもできなく「困る」を感じた時、援助し、できた喜びの時は「ありがとう」が心に入っていきます。
子ども達は何度も何度も練習すると「できないことができるようになった」時、「教えてくれてありがとうございます」と頭を下げて感謝の気持ちを表現します。一番うれしいのは、できるようになった自分なのです。嬉しいから感謝の言葉が伝えられるのです。諦めようとする自分の弱い心ともっと頑張ろうとする“葛藤の心”が5歳になると芽生えてきます。この“自立”の心を幼児期に育てなくてはなりません。ここに集団教育の大切な意味があります。特に運動会の練習や合奏、踊りなど、全員でそろって演技をしているようですが、子ども達は自分を表現し、充実感を感じた時、喜びの気持ちが満足感と感謝の気持ちとしてでてきます。
北京オリンピックで活躍した選手の方々は「支えてくださった方・応援してくださった方に「”ありがとうございます”」「 “感謝でいっぱいです”」と応えておりました。4年に一度の競技に挑戦し厳しい練習に闘い抜いたからこその言葉と思います。ある選手は「今回の自分の競技を振り返り、“4年間の練習で自分に挑戦し、自分を乗り越えられた”とも話していました。本園の年長児同様と確信いたします。