キラキラルーム

園長コラム

2025年9月“園長コラム” 星野学園幼稚園園長 福田 多喜子

ヨコミネ方式の教育 文字を覚える楽しさを ”自分の名前を読める”

ヨコミネの教育では、スポーツと並行して、文字・数字・計算のワークを段階的に学んでいきます。

最初にひらがなよりやさしいカタカナから

  • ☆年少組:2学期は、横棒・縦棒、「十」書きを繰り返し、基本の鉛筆の持ち方や姿勢を学びます。まだまだ、指の力が弱い年代で、線を引く、活動は非常に難しい学習でもあります。
  • ☆年中組:画数の少ない「二」「エ」のカタカナ文字の練習から入ります。これは、「子供にとって簡単な文字=ヨコミネ式95音方式」でワーク帳に組み込まれています。「楽しい」「面白い」からの、子供の気持ちを大切に進めていきます。
  • ☆年長組:筆圧がしっかりしてきて丁寧に書く文字書きの力が身についてきます。
    子供達は、登園すると自分からワーク帳、鉛筆を準備し、自分で、自分で時間を決めて始めます。年少から段階的に「できることが楽しい」「楽しいからやる」という気持ちが育ち、自分のペースで始め、友達同士で頑張れるようになりました。


保 育 の 心  「かして」「ありがとう」が言えるコミュニケーション力

「うちの子は何でもしゃべるのに“ありがとう”、“かして”が言えないのですけど・・・」こんな困りごとをよく聞きます。
幼稚園でも先生方の困りごとの一つです。特に乳幼児期は自分中心の生活をし、欲しい玩具も自分中心の生活をし、欲しい玩具も自分中心に使えるなどの与えられた生活に慣れています。
さて、幼稚園や、新しい友達の輪に入った時、相手が使っている玩具を黙って使うことは日常茶飯事です。
そこで、「かして…」「ありがとう」の言葉が必要になるのです。子供からしたら「新語」なのです。
「言えない」のではなく「知らない」言葉なのです。幼稚園の年少組・子育て支援の先生方は場面をとらえて教えていきます。
ご家族でも「貸してね」「「ありがとう」の言葉を使うと子供達は覚えていきます。「教える」「ほめる」の繰り返しですので、場に応じて教えていきましょう。
年中・年長組になると子供同士で「黙って使わないで」、「ありがとうって言うんだよ」と子供達が厳しくなります。

ワークを始めました(年少組)
背中真っすぐ、鉛筆を握り、真剣に横線を引きます。
自分でできるよ!(年少組)
どの子もやりたくない、でも、自分でやらなければならないボタンかけ。かけ違いのずれがないように、下から慎重にかけています。
笑顔から「共感」の楽しさが・・・(年少組)
言葉以上の楽しさを伝えあえる友達とのつながり・・。貴重な友達とのふれあいタイムです。

園長コーナー  今月の昔話“ぶんぶく茶がま”

館林市茂林寺を舞台にした、狸が茶釜に化けた昔話を楽しむ子供達の笑顔が楽しみです。