学校法人　星野学園中学校

図書館の書庫から昭和３６年度の学校案内が出て来ました。今から約６０年前の学校案内です。

「星野学園の歩み」では、

「当時の川越地方には女子の高等教育施設は勿論なく、開塾を聞いて、川越近在はいうに及ばず、遠方からも集まる者多く学徳を修め、出身者は教育の先駆者として教育界に活躍する者など、幾多の人材が世に輩出されたのであります。」

「実に六十五年(当時)に達する私学の歴史と数千名に上る卒業生を擁する本校は、より高度の教育目標に向かって邁進致しております。」と紹介されてます。

「本校の特色」では、

「永年に亘る伝統と校風に培われ、道徳、作法の指導はよく徹底し浮薄な生徒は一人もおりません。」

「教授陣容の整っている点も特筆すべきことで、過去の実績が証明している通り熱意と愛情にこもった指導振りは多数の保護者より好評を受け、公の展示会に於いても常に首位の成績を占めております。」

「校舎の規模の大なること又特に諸設備の完備していることは他校の追従を許しません。」

と紹介されています。

星野学園は今年で１２４年目を迎えます。これまでに約３万人の卒業生を社会に輩出してきました。

 星野の教養教育では、「習熟度別学習指導」、「国際人教育」、「情操教育」を３つを教育の柱としています。創立時から受け継がれてきたこの方針のもと、生徒たちは世界に視野を広げ、学業、芸術、体育を大切にしながら感性や教養を高めています。

 すべての生徒が学校行事やクラブ活動にしっかり向き合うのも星野流です。学業に全力で打ち込みながら優れた人格の形成を目指す教養教育を大切にしてきたことは星野の誇りです。