2020/2/1
「星野生の心温まるちょっといい話」語り継がれる情操教育
季節は大寒を迎え、寒さも厳しくなってきました。
スクールバスの下車場所で、小学生の児童が母親と待ち合わせをしていました。
小学生は、あいにくコートを忘れてしまったようで震えていました。
そこへ、本校の高校生男子二人と女子二人が現れました。
その日はとても寒い日でした。
高校生たちは小学生に自分のコートをかけてあげ、温かい飲み物を買ってあげました。
小学生は、心も身体も温まったそうです。
その後、まもなくお母さんがやって来ました。
お母さんは高校生に感謝の気持ちを伝え、飲み物の代金を渡そうとしました。
ところが高校生は、名前も名乗らず代金も受け取らずに立ち去ってしまいました。
お母さんは高校生たちの「優しさや、想いやり」に感激し、我が子も「こんな高校生に育って
欲しい」と感じたそうです。
「情操教育」は、「国際人教育」「習熟度別学習指導」とともに星野学園教育の三つの柱です。123年の歴史の中で、今も新たな世代に向けて大切に受け継がれています。