学校法人　星野学園中学校

10月19日（木）本校大講堂に、JAXA（宇宙航空研究開発機構）ご勤務の保護者の込山さまをお招きして「職業講演会」を行いました。これは２学年の道徳のテーマ「労働を考える」のなかで、実際に社会人のお話を聞かせて頂こうということで企画しました。

込山様からは「宇宙開発という仕事に携わってきて」という演題でお話いただきました。高校時代のエピソードや大学受験の学部選択の話から始まり、「宇宙っぽいこと」「宇宙ぽくないこと」と分けて説明してくださいました。

JAXAはJAXAの外の人に宇宙開発を行ってもらうことに重点を置いているそうです。今後はベンチャー企業による宇宙開発や宇宙の法律も重要になっていくそうです。

教員や生徒からの質問にもたくさん答えていただき、充実した講演会になりました。お忙しい中、ご講演をいただいた込山様にはお礼を申し上げます。

つくば市にあるJAXAの研究機関にもまた見学に訪れたいと思います。保護者の皆さまもぜひ、社会人としての立場からご家庭でお話をしていただくと、お子様の視野が広まると思います。

講演会の生徒の感想を紹介します。

・今回のお話を聞いて、社会貢献をする大切さがよくわかりました。宇宙開発の仕事について知るのも楽しかったですが、仕事をする上でのことも聞けて、とても勉強になりました。自分が職業につくときや、仕事をするときを想像することができました。とても良い時間でした。

・僕は将来の夢というか、やりたいことはたくさんあります。込山さんのお話を聞き、何をするにしても最終的には誰かのために役に立ちたいと思いました。

・わたしは、職業講演会で、ヘリウム3が将来のエネルギー源になる、という話にとても興味を持ちました。石油、石炭を使わずにエネルギーを作れるとなると、環境にも優しいし、石油をめぐっての戦争も減ると思いました。このヘリウム3について知らなかったので、もっと知識を増やして、理解できるようにしたいです。JAXAでの放射線被爆の基準を決めていた、というお話で原子力発電所の職員さんが一年に被爆する放射線量の約2倍を宇宙飛行士は半年で浴びてしまう、ということを知って宇宙線の強さを知りました。地球の大気の凄さも知りました。そして、宇宙飛行士の生活を充実させるための製品も知ることができました。日本科学未来館にわたしが行った時、今回紹介していただいた、洋服が拭くだけで綺麗になるシートやでこぼこのあるシートで髪を綺麗にできる商品などは知っていたのですが、アルコール不使用のボディーシートなどは知らなかったので、驚きでした。宇宙食用のカップラーメン、買いたくなりました。あのパッケージなら、誰もが何なのかわかって、水さえあれば食品ができるので、災害食にもなる、ということで、すごく便利だと感じました。貴重なお話ありがとうございました。

・僕は、今日の講演会を聞いてみんなが宇宙を利用できるようになればいいなという発言に興味を持ちました。宇宙食に関しては宇宙と非宇宙どちらの役にも立つので宇宙関連で作ったものが被災地での非常食になるというのはとてもいいことだと思いました。生活用品も同じように活用できてすごいと思いました。