校長あいさつ

多くの人を幸せにする、きれいな花や、ゆたかな実り。それらはすべて、一粒の小さな種からはじまります。

子どもたちは、みんな小さな可能性の種。これからどんな色の花が咲くのか、どんな形の実をつけるのか、それはまだ誰にも分かりません。それでも確かにいえるのは、花や実は、しっかりとした根と幹がなくては結実しないということ。

星野学園小学校での6年間は、めぐみの雨のようにしみわたる学びと、太陽のようにあたたかな愛情をもって、子どもたちの根と幹とをたくましく育むためにあるのです。

家庭教育と学校教育の調和でゆたかな人間性を育む

日本の義務教育は中学校までですが、近年ではほとんどの子どもが高校に進学します。6・3・3で12年にわたる教育の中で、幼い子どもたちは少年・少女へと成長し、ひとりの人間として次なるステージに歩みだす力を身につけます。中でも小学校で過ごす6年間というのは、子どもたちが人間として生きていくための、根幹を養う時期といえるでしょう。

星野学園小学校ではこの貴重な最初の6年間を、充実した、幸福な年月にして、子どもたちの成長をうながしたいと願っています。同時にそのためには、家庭教育と学校教育との調和が重要であると考えています。

本校には、子どもが子どもらしく、のびやかに活動できる環境があります。多彩な行事や生き生きとした交流の中で、自分と他者の命や意見を尊重する心を養う校風があります。そして、子どもたちの好奇心にこたえ、学ぶ楽しさを知るたくさんの機会があります。

これらは星野学園が長い伝統の中で築いてきた特色ですが、同時に我々は、ご家庭でもしっかりとお子さまをしつけ、育てるのだという自覚を、保護者の方に求めています。

お子さまに対し過保護になるのではなく、また過剰な期待や依存を学校にかけるのでもなく、たいせつなお子さまを共に育てる喜びや悩みを、みなさまと分かち合いたいのです。

何が真理で正義かを考える経験を重ねることが、教養をつくる基礎になる体験を通して正しいことを身につけていく

同一キャンパスの小・中・高は教育理念を共有しています。中・高生と小学生の関係は近く、1・2年生は、春の中学校の体育祭に招待されます。また小学校の秋の体育祭には高校の陸上部員が会場設営や用具の準備の応援にきます。150人編成の吹奏楽部マーチングバンドの演奏もあり、ほかにも小学校の授業のために箏曲部が箏をセットするなど日常の接点が多々あります。

小学校高学年から全員がクラブ活動を行い、クラブは子どもたちの居場所です。火曜日の6時間目は小・中・高いっせいのクラブ活動の時間。笑顔で接してくれる中・高生のやさしさに包まれ、よい人間関係を築いていきます。「友だちと接し、さまざまな体験を重ねるなかで、自己肯定感をはぐくみ、自立の精神を養ってほしい」と願っております。

学校法人星野学園 理事長/星野学園小学校 校長
星野 誠

教育目標

よく考え、進んで学ぶ子ども。明るく健康な子ども。広いこころを持ち、思いやりのある子ども。礼儀正しく、あいさつのしっかりできる子ども。