キラキラルーム

園長コラム

2018年10月 園長コラム

ヨコミネ方式の教育(10月編)~心・体・学ぶ力を育てる~

 今年度の目標
 【1】毎日継続的にワークやメロディオンを行う
 【2】自分なりに自信や意欲をもつ
 【3】本気で頑張る

  今月の目標と子どもの姿

年少組:ブリッチ、カエルジャンプを頑張り腕の力をつける
 
「お願いします!」「はい!」のあいさつや返事が上手になりました。
年中組:先生の合図を聞き側転の練習を頑張る
 
真剣に集中して練習ができるようになりました。
年長組:側転のレベルアップを目指し、真剣に取り組む
 
自分なりに何度も練習してできることを喜べるようになりました。




子育てワンポイント ~自分の思いを伝え合う子ども達~

 子どもが黙り込んでしまった時、大人はイライラしたり、子どもの思いを先取りして言葉化して「○○なんでしょう」言わせようとしがちです。
 お弁当前の年中組、4歳児の男女5名の会話から学ばせられました。
昼食前に急に黙り込んでしまったA子ちゃんに、仲良しのB・C子ちゃんは「どうして黙っているの?」「D夫ちゃんにいじめられたの」「それともE・Fちゃんにいじわるされたの」など、手あたりしだいに友達の名前を出してA子ちゃんから聞き出しています。その時、F君が言いました。「Aちゃんは、C君のことが好きだからお弁当を一緒に食べたいんだよ」そこで初めてAちゃんはうなづきニコッとしました。C君は「Aちゃん、一緒に食べようよ」とAちゃんにやさしく言いました。その後、5人で折り合いをつけて笑顔でお弁当を食べていました。
 Aちゃんの思いを大切に聞き取り、Aちゃんの気持ちに添おうとする子ども達の育ちに嬉しくなりました。「幼児期は人格の形成を培う大切な時期」・・・自分を大切にする子どもは相手の気持ちを理解し大切にできるようになります。欲求と異なり、自分の思いを言葉で伝えるのは難しい年代です。「なぜ、言わないの」「わかるように言って」などは禁句、自分なりに考えて話そうとするまで待ってあげましょう。入浴時や、睡眠前に「ママ、あのね・・・」と話し始めたら、意見は入れずひたすら聞いてあげ、話す雰囲気をつくりましょう。