キラキラルーム

園長コラム

2019年6月 園長コラム

ヨコミネの教育(6月編)―心・体・学ぶ力を育てるー

☆目的と考え方は
「自立した人間を育てることです。「自立」とは、自分の力で生きていく。大人になっても自立心があれば立派な大人になる。全ての子どもに無限の可能性があり、できない子供はいないという考えで進めています。
☆大切にしている、「三つの力」とは
 (1)正しい心:ルールの区別、苦手なことから逃げない。
 (2)強い心:嫌なこと、苦手なことから逃げない。
 (3)優しい心:思いやり、人を助ける、応援する


  今月の目標と子どもの姿
年少組 あいさつ、返事の仕方を学んでいます。継続的に友達と走ることを楽しんだり、文字や数字に触れたり、ドレミ体操を行います。
年中組 自分からあいさつや返事ができます。正しい姿勢でワークを行い、スポーツではアザラシ、ブリッジに挑戦していきます。
年長組 あいさつ・返事を自分からできるように友達同士で教え合っています。
ワークやメロディオンに自分から取り組むようになりました。




子育てワンポイント ~大切なことと甘やかしの違い~

 子どもは認めてもらいたがります。また、出来ないことがあると「やって」と甘えたがります。園服を着る時、自分で全部ボタンがかけられた時、お弁当が全部食べられた時、自分から片付けができた時、褒めて認めて欲しいと思う欲求があります。 毎日接している親は、できたこと、頑張っていることはあたり前に受け止め、できないことの方へ目が向きがちです。さらに、「できない」「食べられない」と言われ、ついつい手伝ってしまいがちです。大切な事は、どんな小さな行為でも、その子なりにできたことを認め褒めることです。できるのにやってもらえる安易さを体験している子どもが多いです。 ボタン掛けが難しかったら、手をとって一緒にさせてみましょう。お母さんの魔法の手が7割であっても「すごーい!できたね!」と褒めることで、自分でやってみようという気持ちがでてきます。甘やかすことは簡単ですが、今、この子に大切な事は援助しながらもやる気を育てていくとと言う根気は「育ての心」です。

 「お母さん抱っこして」と甘えてきたときは無条件で抱いてあげてください。甘えられる心は、心のスキンシップで愛情表現の基本です。 お母さんから「年長組なのにまだ、『抱っこして』って言うんですよ」と質問を受けます。抱っこに年齢制限はありません。 小さい時はべったり抱っこして、甘えていた子どもも、年長になると抱っこを求めながらも、外の世界を眺め、飛び立つ姿勢でおります。抱っこの時間がだんだん短くなり、何となく寂しさを感じるものです。この姿こそが成長です。